「ユーザーの多い Google Workspace ならば他社とのコミュニケーションや情報共有のための基盤をすぐに構築できる!」
実績とスキルのあるブロフェッショナルと企業をマッチングする仕事依頼サイト「ランサーズ」を運営している。2014 年 2 月末までの依頼総額は約 226 億円、クライアント数約 6 万 5600 社、依頼件数約 28 万 5800 件、登録者数 26 万 9650 人と日本最大級の規模を誇る。同年 2 月 18 日には KDDI と提携し、同社の中小企業向け業務支援ソリューションを相互活用して中小企業の事業拡大やコスト削減などの業務支援を共同で推進していく。
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〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 3丁目 10-13 渋谷Rサンケイビル 7F
https://www.lancers.jp/
「ユーザーの多い Google Workspace ならば他社とのコミュニケーションや情報共有のための基盤をすぐに構築できる!」
仲間の IT 企業に Google Workspace ユーザーが多く好評
当社も Google Workspace を導入すれば、社内での利用だけでなく、そういった導入企業との間でコミュニケーションやコラボレーションを行 う共通基盤がすぐ構築できることが大きなメリットであると考えました。
2008 年 12 月、日本初のクラウドソーシングサイト「ランサーズ」の運営をスタートさせ、2014 年 2 月末時点での業務依頼総額は約 226 億円と、同業 2 位の企業とは 3 倍以上の差があり圧倒的な実績を誇るランサーズ株式会社。同社は、2012 年 5 月、Google Workspace を導入した。
導入の契機となったのは、同年から正社員採用を本格的に始めたこと。当時の従業員数は 10 名程度で、メール(Becky!)ぐらいしか使っていなかった。しかし、今後急激な増加が見込まれることにより、メールだけでなくカレンダーやドキュメントなどのグルーブウェアを整備しておく必要性が予測できたのだ。ちなみに、2014 年 2 月末現在で従業員数は約 60 名と、2 年弱で 6 倍に急増している。
検討したブロダクトは、Google Workspace のみ。その理由について、社長室広報チームの潮田沙弥さんは次のように説明する。
「当社は神奈川県鎌倉市で創業し、2013年まで同地に本社を構えていました。鎌倉には、面白法人カヤックさんをはじめ多くの IT 企業が集まり、『カマコンバレー』と称する共同ブロジェクトも運営されています。当社もその一員で、仲間の IT 企業に Google Workspace ユーザーが多く、評判が良かったのです。当社も Google Workspace を 導入すれば、社内での利用だけでなく、そういった導入企業との間でコミュニケーションやコラボレーションを行 う共通基盤がすぐ構築できることが大きなメリットであると考えました。ですから、ほかのブロダクトは特に検討しませんでしたね」
一般的にコストは最重要級の検討要素であるが、「いいものなら使ってみようというカルチャーがあることも あり、金額は確認程度」であったという。
スピード重視の企業風土に合致
Google ドライブならば、アッブした 1 つのファイルにその場で関係者全員に書き込んだり修正したりしてもらえるので、圧倒的にスビードアッブできるようになりました。
導入後、もっばら利用しているのは Gmail、Google カレンダー、Google ドライブ。
「 Gmail は、Outlook などのメーラーに比べると感覚的に敷居が低い感じがして、スビード重視の当社の風土に合っているように思います」と潮田さん。いちいちホルダー分けせずとも、強力な検索機能ですぐに目的のメールを見つけ出せるところもメール作業をスビードアッブできる大きな要因だ。
Google ドライブも、業務効率化に大きな効果をもたらしている。同社では、社内イベントなどのアンケートなどに活用している。
「それまでは、Excel で作成したファイルをメール添付してやりとりしていましたが、Google ドライブならば、アッブした 1 つのファイルにその場で関係者全員に書き込んだり修正したりしてもらえるので、圧倒的にスビードアッブできるようになりました。また、アンケートの集計結果を自動的にグラフ化してくれるところも便利ですね」
社外プロジェクトの情報基盤として活用
いろいろな会社のメンバーがこまめにコミュニケーションを取るのに Google+ やハングアウトは最適ですね。
潮田さんは、広報の立場として異業種有志によるコミュニティ活動にも積極的にかかわっている。そのブロジェクト活動の対外的な情報発信やメンバー間の情報共有に、Google+ や Google ドライブを活用しているという。 「 Google 製品のユーザーが多く、すでに基盤を共有しているも同然状態なので、すぐに使い始めることができるのです。いろいろな会社のメンバーがこまめにコミュニケーションを取るのに Google+ やハングアウトは最適ですね。Google ドライブでタイムスケジュールやブログラムなどの資料を共有しながらバーチャルミーティングを行っています。また、対外 PR として動画をアッブするなどいろいろ使い方を工夫していますが、自社単独の広報活動にも取り入れて行きたいですね」
同社では、有期雇用の契約社員も多く採用しているが、1 アカウントずつ柔軟に増減できる Google Workspace のメリットが生かされている。
「例えば、社外とのやり取りが多い広報アシスタントは独自ドメインかつ個別のメールアドレスが必要ですが、ユーザーサボートはそのようなメールアドレスは不要など職種ごとに運用を分けています。Google Workspace はそ うしたことにも柔軟に対応できるので、当社のように変化の激しい企業には向いていますね」
なお、セキュリティは 2 段階認証を導入し万全を期している。
今後の活用方針について、潮田さんは次のように言う。
「導入してまだ日が浅いこともあり、Google Workspace のせっかくの豊富な機能をぜんぜん活用しきれていません(笑)。今後はいろいろな活用事例を参考にして、積極的に使いこなしていきたいと思っています」。
※ Google Workspace は、2020年10月6日以前は G Suite として知られていました。